北欧2国のNATO加盟、米大統領のほくそ笑み

 フィンランドスウェーデンの北欧2か国が、ここに

きてバタバタと『反ソ軍事同盟』であるNATOに加盟した。

ソ連はとっくに崩壊してロシアとなって弱体化したのだか

ら何のためにNATO加盟を急いだのか?そもそもNATOはも

はや有名無実の軍事同盟ではないのか。

 NATOを存続させ、加盟をせまるアメリカの意図は何か?

それはアメリカの経済同盟というNATO変革である。つまり

アメリカの世界経済支配の枠組みなのだ。

 北欧2か国はソ連と対峙しながらうまく生き延びてきた。

そのためには率先して社会主義体制を採り入れた。ソ連より

『進んだ社会主義』となった。

 その北欧2か国がいまさら何故『反ソ軍事同盟NATO』なの

か?それはこの北欧2か国がアメリカの経済同盟に入り、ア

メリカの稼ぎの一部の『おこぼれ』を手に入れようというもく

ろみなのだ。

 これは典型的な日和見主義である。アメリカ自体が世界経済

日和見主義と化している今日、このような日和見主義は通用

しない。