ピリカチカッポ(美しい鳥)

石村博子著のアイヌ神謡集のタイトルである。東北の片田舎

赤生という、日本語にはない漢字の土地に生まれた私は、高

校生ぐらいの時から自分はアイヌ民族と思ってきた。だから

上記のアイヌ神謡集という言葉は心の奥底をえぐられるよう

な感動をおぼえた。

 しかしこの本をわくわくしながら読み進むうちそのどこに

もその神謡らしきモノが出てくることはなかった。がっかり

した。本のタイトル、ピリカチカッポで我慢するか。