私が音楽に接するのは毎日深夜ラジオである。
ありとあらゆるの音楽が聴ける。クラッシッ、
民謡、日本の流行歌、ジャズ、シャンソンなど
次々に深夜ラジオに登場する。
深夜、ということに配慮して眠くなるような
民謡だけと思いきや、遠慮会釈もなく騒音に近
いジャズが流される。しかし深夜に聞くラジオ
ではそのジャズすら心地良い。
ところでその深夜音楽の心地良さ、考えて見
ればただ心地良いだけで別に死や恋を考えてい
てもその私の哲学にいささかも影響しない。つ
まり音楽は芸術ではないのだ。
自分は崇高な芸術家と自認している音楽家の
皆様、一体どのような死と恋を語りますか?