音楽は真の芸術ではない、しかし。。。

NHKラジオの深夜放送を聞いていると

あらゆるジャンルの音楽が聞こえてくる。

クラッシック、歌謡曲、民謡、ジャズなど

である。ジャズは騒音に近いがそれでも

多少穏やかな感じのものが選曲されてい

る。

 これらの深夜放送の音楽は心地よく、

眠気を誘ってくれる。心地よく眠気を

誘うのが芸術ならばたしかに音楽も芸

術なのだろう。しかしよく考えると真

の芸術は生と死を深く表現しなければ

ならない。生は恋愛がその頂点だから

真の芸術は恋愛と死を深く見つめ表現

しなければならない。

 この点からから考えると音楽は真の

芸術には程遠い。逆に言えば文学は芸

術の最高峰である。芥川龍之介を見れ

ば分かる。

   羅生門

   地獄変

   歯車

これらを書き上げ35歳の若さで服毒自殺。

芥川龍之介は自分で自殺するほど生と死を

見つめたのだ。

 つまり芥川龍之介にとって文学は心地良い

芸術ではなく苦しく死んでゆくほどの世界だ

ったのだ。