ロシアのウクライナ侵略、欧米は容認の怪

 ロシアはウクライナの東部のロシア系住民

の『保護』という形と口実でウクライナに侵

入、実際には軍は西部の首都キエフにまで侵

攻、キエフを占領しようとしている。これに

対して米国、欧州諸国は非難はしても何の手

出しもせず傍観している。

 この侵略が例えばチェコやドイツならば、

米、欧はただちに軍事的反撃に出るであろう。

それはNATO加盟国に限らない。ウクライナ

以外の国ならば米、欧の軍事的対応は違った

ものになっていた。

 それならば米、欧は何故ロシアのウクライ

ナ侵略を容認しているのか。それはウクライ

ナはもともとロシアの一部であり、深いつな

がりがあるからだ。むしろウクライナがロシ

アと切り離されたことが不自然だった。

 大事故を起こしたチェルノブエリ原発はウ

クライナ領にあるがこれはロシアの原発だっ

た。ウクライナ語はロシア語の方言みたいだ

し、現地では今も昔もロシア語がつかわれて

いる。つまりウクライナとロシアは沖縄と日

本本土のような関係なのだ。したがってウク

ライナがロシアと切り離されたことが間違い

の不自然なのだ。

 このことは米、欧には良く分かっていたこ

とで、したがってロシアがウクライナ全土を

占領しつつある今日でも米、欧はこれを見て

見ぬふりしているわけだ。元はと言えば米、

欧が『反ロシア軍事同盟』であるNATOを、

あろうことかウクライナまで拡張しようとた

くらんだことがコトの起こりなのだ。

 米、欧にもて遊ばれたウクライナで多くの

市民の死傷者が出ているが実に腹立たしい限り

である。