首相の『新しい資本主義』の実態、オソマツ限りない

 首相は日ごろ声高に叫んでいる『新し

い資本主義への転換』について、その実

体についてはっきり述べた。

      (日経新聞より引用)

首相は①人への投資②子育て世代や若者

世代③デジタル社会への変革④グリーン

社会への変革――の4つを重点政策にあげ

て経済成長をめざす方針を示した。

     (引用終わり)

 ん!!??何だこりゃ?人への投資も

デジタル社会もグリーン社会もすでに前

々のどの内閣も叫んだこと、やってきた

ことではないか!何を今さらこれを『新

しい資本主義』だと!

 今の資本主義の最大の結果は言わずも

がな、『極端な格差、貧富差の再現ない

拡大』なのだ。世界の富の90%をわずか

1000名の超富裕層が所有している、と

言われているのだ。

 つまりこの貧富の差の解消をめざすのが

『新しい資本主義』でなければならない。

このためには富裕層への増税と貧困層への

補助をやればいいのだ。これは絶対多数を

占める自民党政権なら今すぐにもやれるこ

とではないか。

 しかし首相は『新しい資本主義』と力説

しながらこの富の再配分などおくびにも出

さない。『デジタルとグリーン社会』でご

まかしてしまった。考えても分かるではな

いか、これが『新しい資本主義』のゴマカ

シであることが。